こんにちは!本コラムを担当しているスタッフです。
皆さまに、ソーシャルグッドな活動をもっと身近に感じていただきたいという思いから、これから様々なボランティア活動に参加し、その様子を共有していきます。
今回は「Roots & Shoots (ルーツ・アンド・シューツ)」のボランティアについて、2回に渡ってご紹介します。
1回目は、「Roots & Shootsとは何か」をお伝えします。
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キャサリン・ハムネットと同じ英国出身で、チンパンジー研究の第一人者であるジェーン・グドールさん。彼女は長年アフリカでチンパンジーと生活を共にし、彼らが人間と同じように「道具を作り、使う」ことを発見しました。 さらに、チンパンジーの言葉で挨拶もできるそうです。
そんな彼女が推進する世界規模のプログラムが Roots and Shoots です。
「動物」「自然環境」「人間」にとってよりよい世界を実現するために、あらゆる年齢の若者が、自分たちで、実践的なプロジェクトに取り組む力を養うことを目的としています。1991年から始まったこの活動は、草の根的に広がり、今では世界65カ国以上で年間100万人もの子どもたちが参加しています。
Roots & Shoots には、次の4つのステップがあります。
Get Inspired ‐ 知る
自分の周りにはどんな問題があるのか、
興味を持ったことについて調べてみる。
Map Your Community ‐ 探求する
家族や仲間と集まり、
身近な問題を洗い出し、話し合う。
Take Action ‐ 行動する
課題解決のために何が必要かを考え、
実際に行動に移す。
Celebrate Your Impact! ‐ 変化を祝おう!
どんな変化が起きたかを言葉にして、
発信する。
このプログラムで最も重要なのは、まずは身近なところに興味関心を持ち、自分自身のこととして問題と向き合い、実際に行動し、その結果を共有する、というこのプロセスなのです。
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KATHARINE HAMNETT にも、ACT LOCAL THINK GLOBAL というスローガンがあります。「地域社会で行動を起こし、世界規模でものを考えよ。」というキャサリンからのメッセージが込められています。
私たちは、大きな問題から目を背けず、あきらめずに考え続ける必要があります。それと同時に、小さな・身近な問題を解決したり、自分たちの周囲がより良くなるようなアクションを行ったりすることも、同じくらい大切で意味のあることであると改めて感じました。
そして、それは年齢に関係なく、子供でもできることなのです。
次回のコラムでは、実際にボランティアスタッフとして Roots & Shoots を行う子供たちと触れあってきて感じたことや、子供たちの取り組みの様子を共有します。