以前のライオネル氏へのインタビュー(KATHARINE HAMNETTの原点と、時代に先駆けたサステナブルな美学 – KATHARINE HAMNETT LONDON)で、KATHARINE HAMNETTのブランド創設以来のサステナブルな哲学や、長く愛される服作りについてご紹介しました。その中でも出てきた、「Green Cotton by the Year 2000」という取り組みについてご紹介します。
1991年、キャサリンはインドの綿花栽培における過剰な農薬使用と、それがもたらす深刻な健康被害に衝撃を受け、未来に向けてオーガニックコットンの普及を目指す「Green Cotton by tha year 2000」を始動させました。
これは当時では先駆けとなるオーガニックコットンについてのアクションでした。
彼女はまず、Novotex社(デンマーク)の創業者であるライフ・ノルガード氏とパートナーシップを構築しました。 Novotex社はGOTS(Global Organic Textile Standard)基準に準拠したオーガニックコットンの商業化を進めており、彼女はこの動きを積極的にファッションの現場へと取り入れました。
その取り組みから生まれた「Green Cotton Now」のスローガンTシャツは、世界初の認証済みオーガニックコットンを使用した製品のひとつとして、サステナブルファッションの象徴ともいえる存在です。
The GREEN COTTON FOUNDER — NPFlint
時代と共にサステナブルファッションに向き合ってきたこのブランド。単なるトレンドではなく、本質的に持続可能性という信念と今後もアクションを続けていきます。